yskです。

思い返せば、GEKKO-ONEから遡ること1週間前。

この、ふざけたエントリがUPされました。
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GEKKO-ONEに行くとき、私は思っていました、なんか行きたくないなぁ、と。。。。。

『スタックポイントがベストラインなんですか?』っていっぱい聞かれるんじゃないか、
『大臣、今日のベストラインを教えてください!』っていっぱい言われるんじゃないか、と思ったからです。

yosh@に踊らされてしまった不幸な犠牲者が出るのではないかと心配してたわけです。
(1番の犠牲者は私なんですけどね!!!)



でも、到着してみて一安心。ほんとに知り合いにちょこっと言われるくらいで、全然だいじょぶでした

まず、SRJ読んでる人なんてたかがしれていて、GEKKO-ONEの現場にはたいして居なかったわけです。

しかもUPされて1weekですし、ちゃんと読んでる人はほんの一握り。

さらにそもそも、賢明な読者の皆様は(こんなブログを読んで頂きホントにありがたい限りです)
yosh@ごときに扇動されるなんてことは全くなかったわけです!!!

皆さんを完全に信じようとしなかった自分が恥ずかしい、猛省

ほんと、チカチカだけは、いつかひどいめに合わせてやっつけてやらないといけませんね。





さて。

ふるいおとしの坂でふるわれて、最後尾になってしまった私。

岩場の渋滞で待ち続け・・・2stマシン達の排ガスが目に沁みます!(´;ω;`)


渋滞を抜けていくと、そこにはバイクの引き上げ筋トレをせっせと行うチカチカした人が!
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お写真:KRAZyさまから拝借、何度も何度もスミマセン、、、



・・・・・・・・なんでこんなところに!?

 

まあ良く分からないけれど、とりあえずyosh@大先生に助けてもらいながらガレの難所を突破

その後、私も一緒になって引上げを手伝いつつ、話を聞くと、以下のようなことが判明

聞いた話をわかりやすく、ざっくり説明すると、ですね。


~~~~~~説明開始~~~~~~~

私が下りでスタックした篩落としの坂を、無事突破したyosh@先生は、難所のロックセクションに差し掛かる。

大渋滞かと思いきや、到着が早かったため目の前には誰も居ない、とってもクリアな状態
これは行けると一気に突破をはかるyosh@さん。

立ち塞がる大小の岩、そこを、持ち前のテクニックとバイク投げ技で無事突破

お~、こりゃ、良い感じで突破できたと思いつつマシンを良く見ると・・・
なんと、右側のクラッチカバーが破損

ブレーキペダルがヒットして穴が開いたようだが、よくよく見ると、ペダルにあたりまえの対策がなされておらず、あの御方のマシン準備不足が原因と断定したyosh@大先生は激おこ!




『あの御方・・・失態に次ぐ失態・・・ゆるせない・・・!!!』
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このくらい怒っていた、と聞いてます。タブン、シランケド。









今回俺はお客様のはずなのに・・・と、もう、怒りでどうにかなりそうだったけれど、そこはぐっとこらえてカバーの補修キットを取りに戻って、







そしてクラッチカバー修理を開始!








しようと思ったら。









実は逆側のACGカバーも、ガッツリ割れていてレース終了!(補修不可能なレベルでバキバキでしたwww)
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このくらい悔しがったはず、って、完全に自分のせいなんですけど。あの御方の責任にしたって所がひどすぎる!ホントに酷い奴なんですよ、騙されてはいけません。

こうして彼は泣く泣くリタイアを決め、スタックポイントの救出係に徹することになった。

~~~~~~説明終了~~~~~~~






 と、こんな感じで、一回あの御方の責任にして怒ったものの、実は自分のミスで反対側もぶっ壊していたわけで。

土曜日のCR250Rエンジンケース破損から考えると、なんとっ!!!

2日でENGを3ヵ所破壊するギネス記録(たぶん)を達成。

ギネスはさておいても、GEKKO-ONE記録は間違いないでしょう。ENGを2日で3ヵ所も壊す奴なんか滅多に居ないはずw

まあ本人はレース後も『それがどうした俺はお客様だぞ!そもそも2stマンじゃ無いから全然楽しめなかった』 と横柄な態度で全く反省している気配はありませんでしたが。。。。。。酷過ぎっ!












ちなみに、この後、yosh@さんはレースに復帰しました。

え?

カバーが割れてて交換部品が無いのにどうやって復帰したか、って?








それはもう、聞くも涙、語るも涙の物語があるのです。








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sh@
さんは今回、あの御方が本番で使う予定だったCRF250Xでした。

クラッチカバーは補修出来るカモだけれど、ACGカバーは補修不可能なぶっ壊し具合。。。

さてさて。

今回の我々のピットをよーくご覧ください。
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死兆星が見えちゃってるCRF450Rに埋もれるようにCRF250Xが2台・・・。

そう、yosh@さん以外にもCRF250Xが居た!

そのマシンのオーナーの名はkwsk(詳しく、ではない)

某重工と同じ苗字で、あっという間にDavid.Kamoに名前を憶えられていた男w
(Hi,Kawasaki!ってめっちゃいい発音で名前呼ばれてて、ちょっとうらやましかったwwww)


彼はまだ、会社に入りたての、新人。

今回は一緒にGEKKO-ONEへチャレンジです。

なんとか最初の難所を突破し、篩落としの坂では、なぜか下りでスタックしてる私をあっさり抜いて(そういやあの時、こっち見てめっちゃ笑ってたな、こんどやっつけてやる!)先に進んだものの、このガレゾーンでラジエターを破壊して、yosh@さんと一緒にバイク引き上げ係となっていた。



そして、引き上げがひと段落したところでのこと。

yosh@『俺のX、クラッチカバーとACGカバーが割れちゃった』

kwsk『僕のXもラジエターが壊れて水が漏れてきます』

yosh@『そうか、壊れた場所が違うな。』

yosh@『ということは、だ?力を合わせれば1台は復帰できるけど、どうだ?名案だろう?

kwsk『あ、なるほど、そうですね!さすが
yosh@さん!』

yosh@『ところでお前は新人で、俺はお前の先輩だ。』

yosh@『お前はこれからも楽しくサラリーマン人生をおくりたいわけだろう?』

kwsk『ええ・・・それは・・・もちろんです・・・。』

yosh@『そうか、ならば、あとは言わなくてもどうすればいいかわかるな?

kwsk『いやでもカバーを2か所壊したのとラジエター1か所壊したのでは、ラジエター交換の方が早いのでh』












yosh@あとはわかるな?な?
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ということで。

どう考えてもラジエター移植の方が時間が短いはずなのに

kwsk選手のENGカバーを左右とも引っぺがし

交換を手伝わせた挙句、自分だけ復帰したyosh@大先生!
(kwsk選手は心で泣きながらも、脅されまくってびびっちゃって、もう、ひきつった笑顔で「頑張ってください!」って見送るしかなかったとか、泣ける!)



いや~、縦社会ってほんと怖いですね・・・。

私は、そういう人にだけは、なりたくないものですうんうん














さ~てと。





yosh@さんが後輩を脅したおしてマシンを修理させている頃。










私は先に進もうと、何度も坂にアタックしては弾かれ、

ある上り坂ではしょうがなく途中から押し切ってあがり、

下りは、もう、転がり落ちる感じで、とにかくバイクを前に進めまして。











そして、下見の時からとっても気になって居たココにやって来た。
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なんだか、状況が良く分からないかもしれませんが。

これ。

超きっつい登り坂を、短い助走から一気に登って

これまたきつ~いキャンバーというか、斜面でターンしつつ木を避けながら

きつ~いキャンバーを下って行く・・・という難しいセクションなんです(((( ;゚д゚)))
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下見の時は、正直 (つд⊂)ゴシゴシ  これ・・・マーカーの位置間違ってね?』って思ったんですけれど

現場に到着してみたら、みんな果敢にアタックしまくっていて、そしてみんなスタック、というか、上の方で斜面にへばりついてイゴイゴやっていて、

『と、とんでもね・・・さすがGEKKO-ONE!』とドン引き(; ̄Д ̄)







だがしかし、行きたくないが、行かなきゃ先に進めない・・・。







で、ほんとしょうがなく、やりたくなかったけれど、覚悟を決めてアタック!







が、残念ながら木を越えらえず、斜面に引っかかってしまった・・・無念・・・。
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数メートル先まで行ければどうにか突破できそうだ、と、激キャンバーでなんとか数メートル先までバイクを引きずろうとトライする、が、なかなか思い通りには動かない。。。
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前で引っかかってた方が、しばらく手伝ってくれたのだけれど、どうにもならず『ゴメンナサイ!』って先に行ってしまいました。

正直自分も、やり直した方がスムースな気がしていて、手伝い続けてもらうのも申し訳なく、

『どうぞ!先に行ってください!』ってな感じでした、そりゃ、私が居た位置からバイクを引き上げるのはかなり無理がありましたからね。








ということで、一人になってしまった。

もちろんENGは止まってます。引き上げるのしんどいな・・・まあ、ENG掛かってても意味ないけれど。





よし、これは1回下に落として、アタックし直すのが一番だなと思い、バイクを下すルートを考え始めた。

その時です。






『手伝いましょう!』と斜面を歩いて昇ってきたライダーの方が!!!









神!




まさに神、ここに現る!!

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聖人、セイントですっ!(小宇宙を燃やす方の聖闘士ではありません)












しかし、この急斜面で、この状況から引き揚げようなんて方が現れるとは予想外。

しかも、私のマシンは450Rです








エクストリームエンデューロに於いて、スタックしてる4st450オーナーといえば。

出たことがある人は御存じだと思いますが、4st450オーナーは。




まず、大半の人間が、スタックポイントで目をあわせてくれませんwww
ホントです、「4st450はパワーがあるからGEROに有利」とか思っちゃってるJNCC ゼッケン3番と同系統の思想をお持ちの方はマジで注意!


そりゃそうです、重いバイク(2stに比べて)で、MXerだとENGもパスってとまっちゃったりしやすいし、手伝うしても大変で、正直、軽い2st乗ってる人にとっては、助け合う時に、割に合わないからです。。。









しかし、この方!

自主的に、4st450Rの私を助けようとしてくれてるわけです(´;ω;`)





まさに勇者、ブレイブメン!












ということで、全力で、協力しながら引き揚げていきます。

さらにもう御一方、私の右手で転んでた方も加わってくれて、3名での共同作業となりました。








3人居れば行ける!!!






ほんと、心からうれしかったです。

ちょっと感動しちゃいました、ほんとにね。



こんな優しい人が居るんだ~!って。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン










でも、これがハードエンデューロ、Geroなんです。









どうしようもない難所を前に、ライダーが自然と、共闘し始める。

スプリントエンデューロでは、まず見かけない光景。

これがハードエンデューロの醍醐味の一つであり、初めて出た人は、『こんなレースがあるんだ!』って感動する所でもあります。




助けてもらった相手を今度は自分が助けて、

そして一緒に先へ進んで行くときの充実感と、

相手との間に生まれる一体感。

その日会ったばかりの相手と、レースが終わればもう、それは、戦友といっても良い間柄になれたりする。

それが、ハードエンデューロってやつです。









いや~、ほんと、ハードエンデューロって良いものですね~。











そして、力を合わせ、私のCRF450Rは、無事、数m先まで引き上げられ、後は下るだけの状況に!!!

私は、息が切れてゼーハーしているけれど、なんとか突破できました

もちろん、手伝ってくれた方、その彼も、息が切れてゼーハー言っていますが、笑顔です





そんな中、助けてくれたその彼が、何かを言いかけます。

私はすぐ悟りました。

次は相手のマシンを私が助ける番だってことですよね!

まあ、もちろん、手伝うにきまってますよ






ということですから、『もちろん手伝いますよ!』って答えをいつでも言えるように準備して、私は彼の言葉を待ちました。









さあ、なんでも言ってください!

私、なんでもやりますからっ!!!






































『あの・・・』














『今日のベストラインを教えてください!』


ysk『(;・∀・)ハアッ!?
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事件は平地ではなく激キャンバーでおきていた!





※念のためお伝えしておきますが、この会話は、立っているのも大変な斜面で、レース開始後2時間30分の、難所突破直後、両者息切れしてゼェゼェいってる中でかわされています。






















 















急斜面の

激キャンバーで

重たい4st450を引上げたタイミングで

助けた相手への見返りは




『今日のベストラインを教えてください!』
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yosh@が1週間前に撒いた種、とんでもない場所で奇跡の開花!( ゚д゚)ポカーン






 


想定外の、まったく予想もしてないセリフに、超動揺する私(そりゃそうでしょっ!)

だがしかし、助けてくれた方に、何かお礼を・・・何か言わなければ・・・(←動揺しすぎてなんだか間違っている)

ということで『え、、、、え、、、、っと、、、、ちょ、直登です!』とかわけわかんない回答をしてしまい

さらに動揺は全くおさまらず

直後のなんでもない下りのキャンバーで、2度、前転気味の転倒・・・。









そのまま、次の沢セクションに入ったのだけれど、この途中で考えました。

そう、なんかおかしい。

うん、すっごく違和感がある・・・。







あの方は、おそらく、私がyskだと気づいて助けに来たのでは・・・。

とくに目立つマシンでもなく、目立つウエアでもなく、それでどうして気づいたのかは全くの謎ですが、
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なんでわかったのか謎、超地味な格好なのに・・・

たぶん、知っていて助けにきたのではないか、と思うのです。






そして、おそらく。

助けに来る時から。

完全にプランを練ってあったのでしょう。




チカチカ野郎が書いてた通りに『今日のベストラインを教えてください!』って聞いてみよう、と。





あの、急斜面の、超キャンバーの木を超えた所という、こちらの想定外のシチュエーションで。

助け合いして、ちょっと感動的な場面で

CRF450Rを一緒に持ち上げるという重労働をする覚悟を持ってやってきた、と。












たった1週間前にyosh@のアホが書いたあんなエントリをしっかり読んで

あのタイミング

あの場所で

完璧に段取りを踏んで

仕掛けてきた、と・・・`。*:`( ゚д゚*)ガハッ!


















西森裕一さんは、世界TOPクラスのハードエンデューロであるルーフ・オブ・アフリカで、アフリカ現地住民の家族に出会ったそうですが
(ダートスポーツ2014年3月号より)



私は、GEKKO-ONEで、一人の天才に出会いました

やっぱGeroレースには何かが棲んでいるのか?あとyosh@、おまえのせいだぞ!マジで動揺して転倒したぜ、責任取れよ!あとな・・・ホントにホントにおぼえてやがれよ!









そして、その後もずっと、ずっと。

最後まで動揺しつつも、沢の途中にあるステアケースを登り、

スッゴク細いキャンバーなウッズを走り、

途中でどうしても自力で渡れない場所があったのだけれど

タイチ選手のヘルカメ6:50あたりで、ロッシ選手が押してる所です


それは、後ろから来たトライアルやってるであろう方が、ヘルプに入ってくれて、

『絶対わたるぞ、落とすなよ~!』ってめっちゃ励ましてくれつつ、

フロントタイヤの下に足を入れたりバイク引き上げてくれたりとフォローして頂いて、何とか突破!

これまた、ほんと、助かりました、ありがとうございました!




ここで『ベストラインを教えてください!』ってたたみ掛けられたら、もう、私は人を信用できそうにない・・・




って思ったけれど、この方は大丈夫でした重ねてありがとうございました
(2人も3人も天才が居たら私は安心してレースできないので困りますからね・・・ホッ。)



そして、チェックポイント03に辿り着くも、数十秒オーバー。

私のGEKKO-ONEはココで終了です。






リザルトです








総合の結果は、各所で報じられているように完走ゼロ。

しかし、とりあえず1周した方が4名?も居たことは驚きで、

チェックポイント飛ばしちゃったけれど、田中選手が2時間でノーヘルプで戻って来たのは、ほんと凄いと思いました。

こんな場所もあったのに、一人でって、ね。
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そして、我々がサポートしたDavidさんは、スタート直後のガレ場へ最速で辿り着いたものの、
転倒でラジエターを破壊して、ピットに戻って、最後尾スタート。

いろんなライダー達とのんびり?走りつつも、15位まで行ったのは流石でありました。

Davidは、帰りに一緒にとんかつ食べてるときに、USAのアクマさんからメッセージもらって。

そこに『来週のJNCCも同じような成績だったら、アメリカに帰ってこなくていいから』って書いてあって、それ読んで『Oh....』ってためいきついてた(笑)

その後yosh@大先生を乗せて熊本県の我が家に帰ってきて、翌朝yosh@さんを熊本空港に送って終了。







これにて私のGEKKO-ONEのレポートは終わりです。

D.Kamo選手をさまざまな形でサポートして頂いた皆様、

GEKKO-ONE主催者の皆様、大変ありがとうございました!

野口装美様作成の野口シートは最高にグリップして、スージー様に作って頂いたグラフィックはとってもクールで、GEKKOTAは難所の噛み方が抜群だと本人が言ってました(予選もGEKKOTAだったんですよね)。
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それから、『Davidが君のパーツを所望しているのだが、あとはわかるな』の一言で、さまざまなMYパーツを喜んで?提供して下さった心優しい方々にも、大変感謝です。

皆さんの尊い自己犠牲の精神に私は何度涙したことか。。。(ρ゚∩゚) グスン




あ~、長いレポートだった~!

ネタだらけの旅、ほんと、ブログネタを作りに行ったと言いきってもいいくらいでした。



それでは、また。

レース会場にてお会いした際は、どうぞよろしくお願い致します。