yskです。


スタートしてしばらく行ったところにあるふるい落としの坂

ホントは登りでふるい落とされるはずが、なぜか下りでふるわれ掛けている私

そして、大地に飲み込まれていくCRF450R

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いや~、これはマジでヤバいカモ(´;ω;`)

 


ほんとにヤバそう。

こりゃ終わったね。






そう、脱出させるのは、一見、大変そうに見える・・・

コレですからね(´;ω;`)
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埋まってる・・・


どっからどう見ても完全に埋まっています


これはもう、一人じゃ抜けない感じ?






でもですね。

この時の私は。

絶望で泣きそうだったわけでも。

誰かに助けを求めたかったわけでもありません。









ただ、バイクを眺めながら。

考えていたんです。















『コレは・・・どのくらいの力で抜けるのだろうか?』
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客観的にみると、めっちゃ埋まってるんですが・・・








さてさて。





スタックしたバイクを引き抜く。

これ。簡単なように見えて実は奥が深い、と私は思います。

例えばバイクを引き抜く姿勢は、腰にダメージを与えないような体勢を重視するとか、
持つ場所は、スタックしている部位にダイレクトに効く剛性があって安全な位置をもつとか、
そのために必要なのは、上半身を固定するための腹筋や背筋、下半身やグリップする握力など。。。

じゃあ、その人の引き抜き能力を例えば数値で比較とすれば、どういう表現になるのか???
(戦闘力的な感じで)




まあ、たとえば、ニュートンの運動方程式で知られているコレ。力Fはこう表されます。






質量 x 加速度 = 力F





























では続いて。例えば、破壊力に関する、おそらく、とってもよく知られている方程式はコレです。






スピード X 体重 X 握力 = 破壊力
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やっぱあくりょくってだいじですよね~!バキ、大好きです。


















じゃあ、スタックしているバイクを引き抜くための、その人の引き抜きスペックはどういう感じになっちゃうのか?

これはもう、スタックしそうな場所を年中走り回るエンデューロライダーにとって、とっても気になるところだと思います。(エッ?スタックなんてしないから気にならないって?)



で、私が思う方程式はコレ。







脚力 X 握力 = バイク引抜能力


しっかりバイクを握って、腕をきっちり固定し、腹筋と背筋に力を入れて上半身を安定させ、その状態で足の力で、そう、スクワットするような動きで、一気にバイクを引き上げる。

単純に上げられる重量のMAXは脚力だけだと思うのだけれど、
その人の引き上げるスペックという意味では、握力まで入れないといけないんじゃないかな~なんて思うわけです。















で、今回の場合、そもそも、まずは、どのくらいの脚力があればいいのかな~っ?と考えたんですけど。
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①FRタイヤに掛かる力
  車体姿勢から、車体重量110kg(整備)の70%強と考えて = 80㎏

②泥の重さ
  どうですかね、結構ついてるから = 20㎏

③泥の粘りを引きはがすのに必要な力
  そうですね、どうかな、多く見て = 30㎏

④私の上半身の重量
  どうでしょう、装備込みで、40kgくらいみとけばOK?




以上、FRタイヤを引き抜くのに必要な脚力(スクワットみたいなの)は、私の見積もりでは最大で170㎏。







で、それが出来るのか?という話ですけれど。







むか~し、JNCCの熊本大会で、バイク引っこ抜きながら走ったことがあったけれど。

例えばあの頃の自分は、今振り返るとかなり貧弱でした。

身体、全体的に弱かった。




当時の自分と比較したら、今の自分の身体能力は向上していて、

それはもう、

『スタックポイント用 人型決戦兵器(当社比)

的な感じで

正直「JNCCがバイク引っこ抜き競争ならばとりあえずファーストラップ賞は俺が頂くぜ」くらいの勢いです(ウソ)










話が横道にそれちゃいましたが、とにもかくにも。

腰をやや落としたくらいの体勢からスクワットで170㎏、最大そのくらい必要なんでしょう。








確信がありました。









タブン、いや。

ぜ~~~~ったいに抜ける!

おそらく、これは、全力を出すまでもなく。。。






なんだかここに来る途中で左肩が外れたような気がしたけれど、せっかくだから、ここはハンデとして左手はくれてやってもいいレベルです。








さあ!

今こそ!!

スタンディングで走れるようになる日を夢見て頑張ってきたレッグプレスの成果を実戦で試す時!!!

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こんなに頑張ってるのになんでスタンディングで走れないんだろうか・・・






というわけで、結構ワクワクしつつ、バイクの前に立ってみた。
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さあ本気だしちゃうぞ~、とかこのとき結構マジで考えてたわけで・・・JNCCのスタート時より集中してたカモ。






そして、フロントホイールのスポークを握り。

徐々に力を入れていく。






うおおおおおおおおおおおおおおおおおお(゚皿゚メ)




燃えろ俺の小宇宙よ(コスモ)ぉぉぉぉぉぉぉ。。。。。

 













おおおおおおおおお!!!!!


おおおおお!!!


おおお???



お・・・っ!?







アレッツ!?










こっ、これはっ!?









もしかして・・・!?











おれが・・・。











俺が大地に埋まっていく~!(ノ◇≦。) ビェーン!!










そんなばかな・・・・・・そんなはずが・・・・・・と、さらに力を入れると。







ますます大地に飲まれていく自分!!!!







やばい、これ・・・・・・・・・このまま力を入れ続けたら・・・・・・・・












自分の足が地面から抜けなくなっちゃいそう( p_q)エ-ン












だめだ~、地盤が緩すぎるッ!

基礎が、地面が弱すぎて、踏ん張れない・・・!

自分が地球に埋まっていくっ・・・( p_q)エ-ン







 


そう、そういえば。

ここまで何度も出してきた写真も、よ~く見ると
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歩いてる方の足も完全に埋まっちゃってる!
地面弱すぎッ!!










いや~、まじで想定外。。。。

GEKKO-ONE、マジ半端ない。。。














ってことで、100%の自信はあっさり打ち砕かれ、自分はウェアもグローブもブーツもドロドロに・・・。

こうなったら、そもそも急いでバイクを抜いても、その先の坂が、トラタイヤの私はタブン登れないのだろうからと

諦め気味で、みんなの坂へのアタックを眺めてみたり。





それに飽きてきた頃に。

しょうがなく、バイクを無理やり左右に振って、徐々に、まずは両側のバイクの土をかき分け、

手前の土を掘り返してルートを作り、

たまたま近くでスタックした方に協力して頂いたりして。

色々やってバイクを立ててみたりして、横に振ってみたり。
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ゴロゴロ転がした結果、なんとか外には出た。。。
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で、ど~せみんな登れないだろうし、ここでしばし休憩するか~とか思っていたら。

なんとコースがカットになっちゃって、一気にほぼ最下位へ転落





あわててコースに復帰するが、その先には大渋滞の川ゾーンが・・・もちろん最後尾。
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う~ん、このレース、終わった(笑)







そういえば、このレースに出るちょうど1週間くらい前。

チカチカ野郎が 「スタックポイントが俺のベストライン」とか言っていたけれど
(私はそんなこと過去に一言もいってませんけど)






ベストラインどころか

下りでスタックして終了

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ハッキリ見えました
・・・北斗七星に寄り添うように輝く星が・・・。





という展開は自分も想像していませんでした。

『ふるい落としの坂』って登りでふるい落とすものだったんだと思うんだけれど、

自分だけ下りでふるい落とされちゃったという話・・・



 続きます。。。